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甘~いお話が・・・

書きたくて書きたくて堪らなくなる。
そんなときにこれは便利。

あらすじ・砂糖吐くレベルでイチャイチャなデートを楽しむ雲雀な一夏さんと箒。
それをこっそり見ていたツナたちだったが、結局ばれた。







「だ・・・大丈夫か?」
箒が唖然としながら尋ねるが、実際これに答えられる人間は少なかった。
「な・・・なんとか。」
ようやくシャルロットの返答を聞けたものの、“あんな事態が起こった後”では奇跡としか言いようがない。
なにせ、死者はいないにしても、周りは本当に大変な事態となっている。
ガラスが割れ、壁が砕け、アスファルトが崩壊している。
まさにソドムかゴモラのような惨状と相成っていた。
少し、時間を巻き戻そう。

一夏が予備動作も無しにトンファーを振り下ろした瞬間、金属音が大きく響いた。
そして直後、一夏のトンファーのその先には、本来いるはずの綱吉の姿がなかった。
「・・・やるね。」
一夏が嬉しそうな、しかし箒の前では決してしない凶悪な笑みを浮かべ、上を見た。
そこにいたのは、紛れもなく綱吉。しかしその姿は先程とどこか違った。
額に炎がともり、両手にはグローブがはめられ、そしてそのグローブも燃えていた。
しかし一夏は驚きもしない。彼のトンファーもまた、紫の炎で燃えていたからだ。
綱吉の雰囲気は、先程と全く別物だった。その目は鋭く、優しげだった雰囲気はなく、刀のような鋭い空気を纏っていた。
しかし一夏は動じない。彼のまとう空気は、獲物を目にした獣のそれだったからだ。
「この場ではやりたくなかったが、仕方ない。」
綱吉のその口調は、どこか冷たく、それでいて熱かった。まさしく、静かに燃えていた。
「じゃあ、やろうか。」
一夏のその目は、何よりも楽しそうだった。今当に、狩りを行おうとしていた。
そして、二人が激突した。

・・・・で、この惨状である。
「一夏・・・いや、もう暴れるなとは言わないから、せめて場所を選んでくれ・・・」
「なんで?」
そして、唯一巻き添えを食らわずに終わった箒が一夏を一応説教するが、当然効果が望めるはずもない。
「それにそこの沢田・・・だったか。お前もできれば自重してくれ。正当防衛なのは認めるが。」
「はは・・・そうですね・・・。」
しかしあくまで綱吉は安全なところに誘導しようと健闘したのである。効果はなかったが。
正直箒はあの炎についてしっかり聞いておきたかったが、相手がどういう男かちゃんとわかってるので、止めておく。時間の無駄だ。
「まあいいや。」
よくない。一夏がよくても他は全然よくない。
「じゃ、場所を変えようか。なんだか滅茶苦茶だし。」
「お前が元凶だという自覚はあるのか・・・?」
箒の話を全く聞かずに何処から持ってきたのか、カタナにまたがり、ヘルメットを取り出した一夏は、そのまま箒に渡した。
「あ、一夏さん!ちょっと!」
意気揚々と走らせようとした一夏を綱吉が静止して、一夏が不機嫌そうな顔になる。
「・・・何?」
「少し話があるんですけど・・・いいですか?」
その時、一夏は少し不審そうな顔をしたが、そのまま箒の方を見る。
「仕方ないね。少し待ってくれる?」
「あ、ああ。大丈夫だが・・・」
そう聞くと、二人は物陰に入っていき、箒はとりあえず巻き添えを食らったシャルロットたちを引っ張り出すことにしたのだった。

「・・・で、何?君のほうから話があるなんて珍しいけど。」
一夏が怪しむような顔で綱吉を見た。
「・・・あの、篠ノ之箒さん・・・でしたか。」
箒の名前が出て、一夏の顔が険しくなる。
「言っておくけど、渡さないよ。」
「わかってますよ。そういうことじゃないです。」
苦笑いする綱吉だが、その目は笑っていなかった。
「あの人のこと、本気なんですか?」
綱吉の突拍子もない質問に、一夏は一瞬呆気にとられる。
「・・・何が言いたいの?」
「わかってるはずです。貴方なら、自分の立場くらい。」
綱吉の目は真剣で、一夏は絶対しないだろうが、ふざけた回答を出来るような雰囲気ではない。
「・・・これのこと?」
一夏はそのまま、腕についたブレスレットを見せる。
刺々しいそれは、ただのブレスレットではない。
ボンゴレギア。ボンゴレの守護者が身につける、証の今の姿。
そしてそれは、紛れもなく一夏の立場を表していた。
「彼女が貴方の恋人という立場になった時点で、彼女は、箒さんはボンゴレに関わってしまっている。たとえ、本人が知らなくても。」
それは、自明のことだった。例え本人にその意思がなくとも、今の彼女は、否が応なくボンゴレの中心たる幹部、守護者の一人である一夏に最も近い立場にいる。
その時点で、彼女は危険な立場に置かれている。
「あなたがもし、彼女と本気で付き合っていないなら、それは彼女を安易に危険に晒してることになる。わかってますよね?」
「・・・何が言いたいの?」
一夏は苛立ちを隠せないといわんばかりの表情で、綱吉を睨み付ける。
すると綱吉はふっと微笑んだ。
「最後まで大事にしろって事ですよ。」
一夏は呆気にとられる。
「もし、あなたが彼女を傷つけてでも、彼女を自分から引き離すことで守ろうとしても、おそらくそれは意味がないでしょう。いいえ、むしろもっと危険です。」
そうだ。そんなことはわかっている。
10年後について、何も聞かされていないわけではない。ミルフィオーネのボンゴレ狩りは、少しでも関係のある人物なら、すぐに狙いを定めていた。
そんな容赦のない連中のいる世界に、一夏と綱吉はいる。それが、マフィアだ。
「手を切ればそこで終わりにはならない。むしろ、その事実は何処までも追いかけてくる。だからこそ、ちゃんと守ってあげてください。最後まで、しっかりと。」
一夏は何も言わず、箒のところに戻ろうとして、そして少し歩みを止め、綱吉に顔を向けずに言った。
「最初から、そのつもりだよ。」

カタナを走らせ、様々な場所に行った。
色々な店を見て回り、色々な物を買い、そのたびに箒は嬉しそうにした。
一夏と共に歩き、共に選び、共に買って歩くその時間は、箒にとって何より楽しかった。
でもどれほど楽しくとも、時間というのは平等で、あっという間に夕暮れ時になる。
「今日は楽しかった。ありがとう一夏。」
買い物袋を持ってうれしそうにするその顔は、紛れもない何処にでもいる少女の、それでいてとても魅力的なそれで。
一夏が、思わず箒を抱きしめる。
「箒。」
「ど、どうした一夏?」
おもわず驚いて、顔を赤くしながら箒が尋ねる。
「愛してる。」
その言葉を聞いて、箒は顔を赤くして、そのあと、すぐに自分も一夏の体に手を回した。
だけど、抱きしめられているために一夏の顔を見ることは出来なかった。


カタナとはホンダのカタナのことで、雲雀さんの愛車(公式設定)。

やっとデートが終わった・・・。次回どうしよ・・・?
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テーマ : 二次創作小説(版権もの
ジャンル : アニメ・コミック

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ツナ!かっこいい!!


いいですねいいですね!男なら!やっぱり自分の女(ひと)を守らなきゃ!というロマンですね!
(あっ…あのもしかして「あんな自体」→「あんな事態」かな?とか。余分でしたらすみません!!ささいな事と思いましたが!)

ところでおデートの!あの中身を!もっと…!(笑)

Re: ツナ!かっこいい!!

>輝志回生さん
そうですね。自分の女は自分で守れと、つまりそんなことを言いたかったのです。
デートの中身か・・・今後加えるかもしれませんね。
誤字報告ありがとうございます。あとで確認後、修正しますね。

デートの中身!

お待ちしてます(笑)
でも連載とかで、気持ちやなんかがぶれるといけないので、無理には!とかも思います。
ほんと気長に待ってますので、もし気が向いたらぜひ!!
プロフィール

豪商院影正

Author:豪商院影正
広島県在住。年齢不詳。性別男。
以上!(おい)

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